開示対象セグメント決定における重要性の基準

2011-01-21

開示対象セグメントの前提条件は、まずそのセグメント別収益の過半が外部顧客への売上であることである。次に、当該前提条件を満たすもののうち、収益テスト、損益テスト、および資産テストのうち、一つでも重要性の基準値を上回った場合には、開示対象となる。(a)収益テスト→外部顧客への売上からの収益と他のセグメントとの取引からの収益が、すべての外部および内部取引による総収益の10%以上であるか否か。(b)損益テスト→すべてのセグメント別損益のうち利益であるものの合計、またはすべてのセグメント損益のうち損失であるものの合計額の絶対値のいずれか多額の方の10%以上であるか否か。(c)資産テスト→資産がすべてのセグメント資産合計額の10%以上であるか否か。ただし、開示対象セグメントに帰属する外部収益合計が、連結または企業の総収益の75%より少ない場合には、少なくとも75%に達するまで、追加のセグメント(この場合、10%の重要性の基準値をみたなくてもよい)を開示対象セグメントとして識別することが求められる。これは、セグメントを詳細に行っている場合、重要性テストを満たさず、開示対象セグメントが過少となることを防止するための規制である。なお、実務上、セグメンテーションが詳細に行われている場合、類似するセグメントを結合することを検討することが必要となるが、IAS第14号では事業別または地域別セグメントの定義のすべての要素において類似し、それらが類似した長期的財務業績を示すものであれば結合することを認めている。

(参考URL)
IFRS(国際財務報告基準)について