勉強の中心は、塾のテキストでも市販の参考書でもなく、あくまでも学校で使っている教科書です。教科書にそって「虎の巻」の活用法を、とくにしっかり教えたことはいうまでもありません。「虎の巻」をしっかり使いこなすことを覚えれば「勉強の苦痛」を取り去り、まず自分で八割がたは教科書をマスターできるのです。授業中にさされて、すらすら答えられれば自信がつくし、同時に「復習」していることにもなります。私も高校生になるころには、「虎の巻」を先に読んでおいてじっと先生の授業を聞きながら、先生はここを強調されたなとか、ここは飛ばしたななどチェックしながら授業を受けるようになっていました。塾でこの勉強方法をお話しすると、よくお母さんたちから質問が出ました。「最初に、答えを見てしまってよいものでしょうか」子供たちが教科書ガイドで安易に答えを見てしまっては、勉強にならないのではないかと、とても心配されたのです。結論から言うと、答えを知ることは少しも悪いことではありません。むしろ、答えを見て、「ああ、そういうことなのだ」とわかるかどうかのほうが大事なのです。