まず最初に、スーツの形がダブルだシングルだ、ボタンは二つか三つか、以前の問題で、私がいちばん言いたいのは、「そのスーツ、サイズが合ってナイー」ということです。コーディネートの仕事でお会いする男性の、まず六割以上はオーバーサイズ気味のスーツを着て現れます。「大は小を兼ねる」というわけなのでしょうか、いちばん多いのは肩がズレている人、次に身ごろ(身体の前後にあたる布部分)がダブダブ、そして上着の丈が長すぎる、という順です。この傾向は、街や乗り物のなかで見ていても同じで、それと気づかずに合わないスーツを着ている人は本当に多いものです。まだ袖や裾の長さはスーツの場合すぐ直せるのでいいのですが、肩と身ごろのサイズが合わないというのは致命的です。とくに肩はスーツの命です。スーツは町で着るものなので、ここがあっていなければ、そのスーツは残念ですが「オシャカ(使えない)」と思ってください。ちなみに、ロレックスが40代の会社員達に、近頃好評だそうです。