ビジネス上の話を持ち込む関係

2012-02-05

たとえば、日本でこれから本格的にビジネスを開始しようと思った外資系企業があった場合に、彼を雇い入れると、多くの会社の決裁権限を持ったキーパーソンに対して、ビジネス上の話を持ち込む関係を作ることができるのだ。ただし、彼のように、いわゆる「人脈」を集合的に、自分の価値につながる「顧客」といえるレベルまでメンテナンスし続けることは、簡単ではない。大きな会社に属しているときは、会社の名前で会ってくれる相手でも、個人対個人の関係をもとに、別の会社の名前で会う時間を作ってもらえるところまでつき合うには、相手に良い印象(彼とつき合うと、自分が得をする、と思うような印象)を残す対人スキルと、その関係を維持し続ける継続的な努力が必要だ。

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法人同士の人脈は、おおよそ二年で陳腐化する。担当者が代わることが多いし、二年間何のやりとりもないと、自分の側か、「親しい相手」から「単に知っている相手」程度に格落ちしていることを覚悟しなければならない。採用する側でも気をつけるべきことなのだが、会社の関係を通じて会ったことがあり、名刺を持っているという程度の人脈では、名刺が何千枚あっても、何の役にも立たないことがある。面接では、主な相手と、どんな取引関係が過去にあって、どれくらい稼いでいた(会社の利益に貢献していた)かを聞かれることになるだろう。一般に、自分が持っている「人脈」の価値を過大評価しがちなので、ご注意しておく。