興味深いのは、「学校外での一日の時間の過ごし方」で、中学校二年生にたずねたところ、「宿題をする時間」は、一・〇時間で四六カ国中もっとも少なく、国際平均値の一・七時間より〇・七時間少なかった。「家の仕事(手伝い)をする時間」は〇・六時間で、国際平均値の一・三時間より〇・七時間少なかった。日本の生徒が国際平均値より多かったのはテレビやビデオを見る時間であり、二・七時間と四六カ国中もっとも多く、国際平均値の一・九時間より〇・八時間多いことがわかった。同様に、小学校四年生に学校外での一日の時間の過ごし方をたずねたところ、宿題をする時間は〇・九時間であり、国際平均値の一・四時間より〇・五時間少なかった。家の仕事(手伝い)をする時間は〇・八時間であり、国際平均値の一・三時間より〇・五時間少ない。なお、わが国の児童が国際平均値より多いのは、中学生と同様、テレビやビデオを見る時間で、二・〇時間と国際平均値の一・七時間より〇・三時間多かった。これらの数字からイメージされる現代日本の児童・生徒像は、「帰宅してから勉強も家の手伝いもせず、ダラダラと室内でテレビを見たり、漫画を読んだり、ゲームをしてすごす子どもたち」である。残念ながら、寸暇を惜しんで勉学にいそしむ姿は浮かび上がってこない。また、ここには数字で表れていないが、勉強以外に、携帯電話やメール、インターネットなどに熱中する時間も少なくないのではないだろうか。
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