ロマン主義の影響を受けた婚約指輪

2011-02-17

19世紀に入ってからも、18世紀に流行した婚約指輪やマリッジリングのデザインは引き続き愛し合う男女の間で支持されていきます。わすれな草は相変わらずの人気を誇る植物のモチーフだったのに加えて、恋心を花言葉とするパンジーも人気の高いモチーフへと成長していきました。南京錠や鎖をデザインした結婚指輪やエンゲージリングも登場します。これは婚約によって、他の男性への思いをたちきることを求め、「あなたは僕だけのもの」という心を表わそうとした男性心理を反映させたものでした。また、永遠の愛を意味する動物であるヘビも、この時代に好まれたモチーフのひとつでした。これらは、1820年頃に芸術の世界で興ったロマン主義の影響を受けたものです。