“愚かな”上司になってみなさい

2012-02-01

「自分の、こんなにいい提案の価値がわがらんようなあのボスは、冷たい心のやつだなあ。そんな冷たい心のボスに、これから誰が協力するもんか、というようなもので、離れていきます。こうして1人、2人と協力者を減らしていくことになります。皆さんはなぜ『それは、いい考えだ』と言えないのですか。ほんのちょっと言うか言わないかの違いが、大きな違いです。それは恐らく、そんなことやったって失敗するに決まっている。何もせず、じっとしてたらいいものを、余計なことをするから、あとでえらい目にあうのだと、逃げておられるのでしょう。

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たしかに、アイデアの中には、ものにならないようなものもありますが、それを育ててやろうと、あなたが一生懸命になって考えたら、この提案者は、あなたの一挙手一投足を見ていて、『ああ、うちのボスは心の温かい人だなあ、こんなアイデアを、よく育ててくれようとしている』と、感謝、感激します。しかし、あんなにやってみたのに、やっぱりダメということはありますが、その間にやっている親心というものを、本当に感謝して見守っていますから、仮に、ものにならなかったとしても、よし、今度は本当に、ものになるような、いい案を出さればと思うでしょう。そこで、また、案をどんどん出してくるわけです。一度、皆さんも馬鹿になって、虚心坦懐に提案を受け入れてごらんなさい。とりあえず、ろくすっぽ何も聞かないうちに、『あ、そりゃ、いい考えだ』という言葉を、流行らしていただきたい。このことは、ひじょうに大切なのです。」もちろん、いつもこの事例のように、何ごともトントンと順調にいくことばかりではありませんが、基本的なスタンスとして認識したいものです。