現在発行されているブライダル情報紙誌のうち、書店売りされている雑誌・ムックには『ゼクシイ』(リクルート)や『けっこんぴあ』(ぴあ)、『オズマガジンウエディング』(スターツ出版)などがある。それらの中で、結婚を予定するカップルに最も読まれているのが結婚情報誌の『ゼクシイ』である。全国21エリアで発売している同誌は93年に創刊、またたくまにブライダル情報紙誌ナンバーの地位を確立した。『ゼクシイ』は、準備に手間のかかる結婚に関するお役立ち記事はもちろん、式場業者や関連周辺企業による商品(プラン)・サービスなどの広告数も他の情報紙誌と比べて格段に多い。また、テレビCMを多用してきた点も見逃せない。世間の認知度を高めたことにより、結婚情報誌として異例の飛躍を遂げられたわけだ。現在でも、積極的にテレビCMに出稿している。広告主だが、単なる宣伝にとどまらずに、若者層に「結婚式を行ないましょう」ともアピールしている。そんな『ゼクシイ』に影響を受けたのが、現在躍進中のプロデュース会社、ハウス系企業の起業家たち。そうした点を含めると、同誌はこの十数年のブライダル業界を語るうえで欠かせない存在といえる。